薬 局
埼玉精神神経センター薬局では、患者様に安心して薬を服用していただくために、医師、看護師などとコミュニケーションを図り、薬剤師8名助手1名で、さまざまな業務を行っています。
ここでは簡単に、どのような業務を行っているかを紹介したいと思います。
調剤業務
医師により処方された処方箋に基づき調剤を行います。
まず、外来、入院調剤ともに、処方箋が薬局に送られてきます。調剤を行う前に、その処方箋の内容や薬歴を確認しコンピューターに処方内容を入力します。ちなみに、このコンピューター入力を行うことによって薬剤の重複投与(同じ薬剤がダブって処方されること)などを防いでいます。次に、印刷された薬袋と処方箋の患者様氏名を確認し、錠剤調剤や散薬調剤、水薬調剤、外用薬調剤などそれぞれの部署へ処方内容を送ります。
錠剤調剤では、入院調剤、外来調剤(指示もしくは希望された方のみ)で、それぞれの服用時間に合わせて、錠剤をひとつの袋(これを一包化と言います)に入れて提供しています。これを行うことにより、同じ時間に服用する錠剤が多くて『一種類の薬だけ飲み忘れてしまった、寝る前に服用しなければいけない薬を朝に服用してしまった』などの間違いを防いでいます。ただし、吸湿性が高い薬剤などはこの一包化の対象から外しています。
散薬調剤では、錠剤またはカプセル剤をそのまま服用することができない場合には、処方箋の指示に基づき錠剤やカプセル剤を粉砕して提供しています。このときに薬局では、ただ錠剤やカプセル剤を粉砕するだけではなく、患者者様1人1人に適した服用方法を考えて調剤を行っています。
水薬調剤では、シロップ剤などでは、原則ml(ミリリットル)投与としています。スポイトや計量カップをつけてお渡しします。
外用薬調剤では軟膏やクリーム、湿布、坐剤、点眼剤等を調剤しています。また、軟膏やクリームで、混合の指示がある場合は、混合を行い、軟膏つぼに入れてお渡しします。
最後に、それぞれで調剤されたものを一つにまとめて、調剤した人とは別の人が、もう一度、患者様氏名、処方内容などを確認して、その薬が正確に調剤されているかを監査しています。この調剤をした人と別の人が最後の監査をすることによって、調剤する人の、『これは大丈夫、間違っていないはず』などの思い込みから生じる調剤過誤などを防いでいます。しかし、どうしても調剤した人が最後の確認をしなければいけない場合もあります。その場合は、調剤後、監査をするまで一呼吸おいてから最後の監査を行っています。
このような作業を行った後に、患者様のもとへ薬剤を提供しています。
注射薬調剤業務
注射薬調剤では、患者様個人ごとの注射薬指示伝票に基づいて調剤を行います。
注射薬指示伝票が各病棟より薬局へ送られてきます。先ほど述べた調剤業務同様に、まずは指示伝票の中身を確認します。処方された注射薬の投与量や使い方、配合変化(ある薬とある薬を同時に混ぜると、白濁したり、沈殿したりする現象)や、相互作用(ある薬とある薬を同時に体内へ注射すると、片方の薬の効果が弱くなる、または強くなるなどの現象)などをチェックし、確認後、患者様個人ごとに一つの箱に注射薬をセットしていきます。
服薬指導業務
外来調剤の監査終了後、待合室でお待ちいただいている患者様または家族の方へお薬についての説明を行っています。また、医師の指示に基づき、薬剤にあわせて「お薬の説明書」(薬剤情報提供書)を発行してお渡ししています。当院での「お薬の説明書」に書かれている散薬は処方量を印字することができないので、処方量をお知りになりたい時は、窓口にて御確認下さい。
薬のことはもちろん、それ以外でも日常的に気になることなど、なんでも構いませんので気軽に薬剤師に声を掛けてみてください。もちろんその為に、日頃から、薬剤の知識はもちろん、コミュニケーションスキルを高めるよう努力していき、皆様の頼りになる薬剤師になりたいと考えています。
医薬品在庫管理業務
薬局では医薬品の有効期限や品質を管理して、いつでもなるべくすぐに使える状態にしています。また、各病棟に管理してある注射薬などの定数配置薬などの管理も行っています。在庫を抱えるに当たって、無駄な在庫を無くすために、必要な医薬品を必要量購入するようにしています。
DI(医薬品情報)業務
患者様にとって正しい薬物治療が行われるように、製薬会社の医薬情報担当の方からの情報提供や、様々な勉強会、講演会などに参加して、医薬品に関してのあらゆる情報を収集して整理し、迅速に提供できるよう努めています。
医師、看護師、患者様などからの医薬品に関する問い合わせに対しても、迅速に回答できるよう努めています。
各種委員会への参加
薬局では、在り方委員会、サービス委員会、医療安全対策委員会、無料健康講座委員会、褥瘡委員会、院内感染対策委員会、接遇委員会、栄養委員会、退院促進委員会に参加して、薬剤師の立場から意見などを述べています。
Saitama Neuropsychiatric Institute
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